アヘン戦争とは?
アヘン戦争とは、1840年清とイギリスとの間で起きた戦争です。 ケシの果実からとれるアヘンは鎮痛剤として使われていました。 しかし、 モルヒネなどの成分が入っているので使いすぎると麻薬化します。
イギリスは産業革命の近代化で発展をとげました。 そして、 国民は好んで紅茶を飲む様になり大流行しました。
しかし、 イギリスの気候は寒くて、紅茶を栽培することができません。 ですから、紅茶産地である清との貿易を始めました。 当時の清は英国の様に近代化していなかったので、清がイギリスから輸入するものはほとんどありませんでした。
清はイギリスへ輸出ばかりして輸入はしなかったので、英国のお金は清に流れていく一方でした。 やがて、 イギリスは貿易赤字になってしまいました。
当時、清ではアヘンを吸引する風習がありました。 イギリスは、植民地だったインドでアヘンを栽培し、清に輸出しました。 清は英国から輸入するアヘンの量が増えすぎて、貿易輸出入の立場は逆転してしまいました。
ですから、 清は英国から輸入するアヘンを取り締まりました。 このままではイギリスは再び貿易赤字になってしまうので、清に戦争を仕掛けました。 これがアヘン戦争です。
清は近代兵器を持つイギリスに勝ちめはなかったので、イギリスと「南京条約」を結びました。 さらに、 香港をイギリスの領土として渡しました。
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