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茶の製造

◆戸塚家の製茶

戸塚家の製茶方法は、普通の「深蒸し茶」よりもさらに蒸しを進めています。

蒸しを進めると一口に言っても、そう単純な事ではありません。

まず最初に、蒸しを進めても粉にならない茶葉を栽培することから始まります。

蒸しを進めても粉にならない茶葉とは?

詳しくは、「茶の栽培」ページをご覧下さい。

 

牧之原台地で育つ茶葉は、葉肉が厚くなります。

葉肉の厚い茶葉を普通に蒸して製造すると、苦みのあるお茶になってしまうので深蒸し製法が考案されました。

しかし、蒸しを進めると出来上がったお茶は細かくなり、蒸しを進め過ぎると粉茶のような形状になってしまいます。 

我が家の茶葉は普通の台地の茶葉よりも更に肉厚なので、蒸しを進めても粉茶のようにはなりません。

※我が家の深蒸し茶は蒸しを進めてありますが、普通の深蒸し茶と同じような形状です。

 

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我が家では、摘み取った茶葉は直ぐに製茶工場へ運び生葉管理コンテナに入れます。

そして、できるだけ早く蒸し始めます。

そして、摘みった穫った茶葉はその日のうちに加工がします。

翌日まで生葉を残すことはありません。

ですから、新茶収穫期は早朝から深夜まで作業が続きます。

 

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加工した荒茶は、翌朝製茶問屋へ販売します。

価格が決まって納品したら、次の茶園へ行って茶葉を摘みます。

この繰り返しが新茶収獲が終わるまで続きます。

 

荒茶とは、茶農家が一時的に保存できる状態にまで加工したお茶のことです。

 

本茶・棒・粉などが混在していて水分は多めです。

 

雨が降って摘み穫りが出来ないと、ホットすることもあります。

しかし、雨が続くとお茶の新芽が伸び過ぎて収穫量が増え過ぎます。

すると、品質が低下するうえに製造が追いつかなくなります。

ですから、我が家では品質重視の早めの摘採を心掛けています。

 

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荒茶は大海という大きな袋やダンボール箱に30㎏詰めにして出荷します。 

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◇荒茶のその後

荒茶を仕入れた製茶問屋は、粉や棒などを外し、茶葉を細断したりブレンドして製品を作ります。

このお茶を小袋に詰めたものが消費地で販売されています。

最近では、茶農家の直販も増えました。

 

各茶産地で育つ茶葉には、それぞれに特徴があります。

ですから、各茶産地に適した製茶方法があります。

我が家の茶園は牧之原台地にあるので「深蒸し茶」が適しています。

川根や本山のように山霧のたつ川の近くは葉肉が薄いので、「普通煎茶」に適しています。

 

     ◇

 

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お茶は、どんなお茶を作りたいかで蒸し方が違います。

今ではコンピューター制御なので判りやすくなりましたが、設定するのはお茶師です。

ですから、お茶師の経験と五感が頼りです。

そして、お茶師にはお茶を鑑定する技術が必要です。 

 

勇太は茶審査技術全国大会で団体戦優勝2回、個人戦でも2位と6位に入ったことがあります。 

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私達茶農家は販売先の製茶問屋との意思疎通をはかり、製茶問屋が望むお茶を作らなければなりません。

そこで、製茶問屋は品評会で入賞する様なお茶ばかりを必要としているわけではありません。

販売する価格帯に合ったいろいろなお茶を仕入れ、それらをブレンドして独自の製品を作っています。

この再製加工が製茶問屋の腕の見せどころです。

 

※我が家で販売している「深蒸し茶」は?

我が家で販売している「深蒸し茶」はブレンドされていません。

お茶を綺麗に見せるための再製加工も行っていません。

ですから、市販されているお茶とは違うのでご了承下さい。 

 

 

2021.06.21 Monday